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この記事では、卒園アルバム制作全体の進め方をご紹介します。
全体の作業を把握できれば計画的にアルバム制作が進められて安心ですね。
各作業の詳細は以降の章で説明します。
全体を把握できたら、アルバム制作のスケジュールを作成しましょう。
サンプルのスケジュールはこんな感じです。(卒園式にアルバムを配布する場合の例です。)
参考にして、あなたに合うスケジュールを作ってみてください。
アルバム制作業者によって、支払いや入稿のタイミングも変わってきます。
最初はざっくりと作成し、業者とスケジュールを調整したら詳細日程をいれていきながら進めてくださいね。
以下、順に説明していきます。
写真の集め方を決める
4月からイベントがある場合もあるので、アルバムに使用する写真をどうやって集めるかは第一に決めましょう。
以下のパターンがあるかと思います。カメラマンにお願いする場合などは費用も掛かるので注意しましょう。
- 保育園/幼稚園の先生にお願いする
- カメラマンにお願いする
- アルバム委員で撮影する
- 保護者が撮影した写真を集める
卒園アルバムの種類を知る
すでに注文する業者が決まっている場合は、調査不要ですが、「どの業者で作るか」「どれくらいの予算にするか」というところから決めないといけない場合は、事前に卒園アルバムにはどんな種類があるかを調べておきましょう。
ざっくりとですが、以下のような種類があります。どんなものを選ぶかによっても価格が変わります。
項目 | 種類 |
---|---|
サイズ | A5 、 B5、 A4 など |
表紙の紙 | ソフトカバー、 ハードカバー |
製本 | 中綴じ(ホッチキス止め)、無線綴じ(糊背固め)、フルフラット(厚紙で180度開く) |
紙質 | 光沢あり、光沢なし、厚さなど |
価格は1000円以下から1万円以上まで幅広いです。
各業者によって値段は違いますが、だいたい以下のような目安になっています。
価格帯 | 仕様 |
---|---|
1000円以下 | A5サイズ+ソフトカバー (*A5で1000円以下は、しまうまプリント くらいかも) |
1000~3000円 | A5~A4サイズ+ソフトカバー |
3000~5000円 | A4サイズ+ハードカバー+フルフラット無し |
5000円~ | A4サイズ+ハードカバー+フルフラット有り |
保護者にアンケートを取る
保護者へアンケートを配布し以下の項目について確認しましょう。
- アルバムの購入希望の有無 (購入予定の冊数確認)
- アルバムへの写真・個人名掲載の許可をとる
※写真を載せてほしくないとか、名前を載せてほしくないなどの意見を後で言われると困るので事前に聞いておきましょう。 - アルバムの希望価格帯の調査 (アルバム委員だけで決める場合は不要)
- 卒園アルバムに入れてほしいページのアイデア
私が委員の時は、アルバムの価格帯を3パターン提示して保護者に多数決をとってきめました。
予算を決める
保護者へのアンケートをもとに、おおよその予算を決めましょう。
アルバム制作代だけでなく、以下の費用も考慮しましょう。
- 写真利用にかかる費用(カメラマンへの支払いがある場合)
- 写真現像代(切り貼りで作成する場合)
- 台紙やデコレーションアイテム(切り貼りで作成する場合)
- ラッピング
ページ数と構成を決める
ページ数と構成を決めましょう。
よくある構成は以下です。
- 先生の紹介
- クラス紹介
- 春のイベント
- 夏のイベント
- 秋のイベント
- 冬のイベント
- お祝いのメッセージ
各季節のイベントの数などを考慮して全体のページ数を決めます。
最近は、個人ページをつくったりすることも流行りのようです。
ページが増えれば、値段もあがりますし、アルバム制作にかかる時間も増えるので注意です。
ちなみに私が卒アル委員のときは以下の28ページ構成でした。
ページ | 内容 |
---|---|
1(扉) | 集合写真 |
2,3 | 先生の紹介 |
4~7 | クラス紹介(2クラス) |
8~11 | 春のイベント |
12~15 | 夏のイベント |
16~19 | 運動会 クラスごとに作成 |
20~23 | 秋のイベント |
24~27 | 冬のイベント |
28(奥付) | 先生からのお祝いのメッセージ |
※扉(表紙の次のページ)や奥付(裏表紙の前のページ)が編集できるかは、アルバム制作会社によって変わってきます
業者を決める
「予算」と「ページ数」と「冊数」で、発注する業者が大体絞れると思います。
候補となった業者へサンプル取寄せや見積もり依頼をして詳細情報をもらいましょう。
もらった情報から発注する業者を決めましょう。夏くらいには決めておくとスムーズに進むと思います。
アルバム制作の業者には、フォトブックの業者と卒園アルバム専門の業者があります。
特徴と業者の例は、以下の通りです。
- 決められたツール・ソフトで写真をアップロードしてレイアウトを作成し注文する形式
- 操作が簡単(逆にフォーマットがあるので複雑なレイアウトは作成しにくい)
- 短納期
- サイズや仕様によっては、格安でつくれる
- 「パソコンで作成」と「アナログな切り貼り作成」を選ぶことができる
*パソコン作成は、業者提供のソフトがある場合と無い場合(自身でPDFデータ作成)がある。 - 担当者とやり取りしながら作成(フォローが手厚い)
- 卒園アルバムならではのオプションがある(表紙に名前をいれるなど)
- 納期が長くかかる
フォトブック・アルバム専門業者の価格や特徴を詳しく知りたい場合は以下の記事を参照↓
先生や保護者にお願いすることを決める
アルバム制作において先生や保護者にお願いすることがあればそれを事前に書き出しておきましょう。
お願いするタイミングと締め切りのタイミングを考慮し、余裕をもったスケジュールにしましょう。
最終注文数の確認と集金
最終の金額が決まったら保護者へ連絡し、必要な冊数の最終確認と集金をしましょう。
アルバムを制作する
担当を決める
役割分担を決めましょう。
以下のような切り口で決めているケースが多いかと思います。
・ページごとに担当を決める
・写真選び担当、デザイン担当など役割で分担する
写真を選ぶ
集めた写真から、アルバムに入れる写真を選びましょう。
おそらく、写真選びがもっとも時間がかかる作業になると思います。
私が作成したときは、各イベントで全員が1回はでてくるようにという基準で選びました。
お休みの子がいた場合は、ほかのイベントで多めに入れるなどで最終調整しました。
制作環境を決める
業者を決めるときに大体決まっていると思いますが、大きく分けて「アナログで切り貼り編集」「パソコンでデータ編集」の2通りがあると思います。
「パソコンでデータ編集」の場合は、「業者提供のツールで作成」か「自分で作成(PDF入稿)」になるかと思います。
デザイン作成ツール例
- Adobe Illustorator (有料ソフト)
- Adobe PhotoShop (有料ソフト)
- Canva (無料プランあり) *一部有料の機能もありますが無料の範囲でも十分作れます
あとはデータ共有方法や連絡ツールなどを決めておけばよいかと思います。
データ共有ツール例
アルバムのデザインを作成する
制作会社のデザイン制作ツールがある場合は、比較的簡単ですが、自作の場合はそれなりに時間がかかります。
このブログでは、パソコンでデザインを自作する人向けにCanvaを使ったデザインの作成方法を紹介しています。詳しくはこちら→ Canvaを使ったデザインの作成方法
制作物を業者に納品する 入金を行う
制作したものを業者へ送付しましょう。アナログの場合は郵送になると思います。
業者によって異なりますが入金のタイミングもこのあたりかと思います。
業者から提供される見本を確認する
web上で完結するフォトブックの場合は注文時の確認で終わりですが、アルバム業者の場合はだいたい入稿したデータにたいして完成品の見本PDFがおくられてくるので確認します。
以下のような点を確認しましょう
- 名前の誤字脱字がないか (一番重要なので複数人でチェック!)
- フォントが文字化けしていないか
- ページの端で文字が切れていないか
- 背景が端まで入っているか
- 4倍くらいに拡大して、ガタガタしている写真はないか
アルバムの受け取り
業者からアルバムを受け取ります。届いたら開封して汚れなどがないか検品しましょう。
ラッピングなどもする場合は検品後にやりましょう。
アルバムの配布
アルバムの配布は「卒園式当日」「卒園式後」の2パターンあると思います。
どちらにするか決めておきましょう。
卒園式で渡す場合は、園と相談しておきましょう。
卒園式後の場合は、事前に配布日や配布場所などの通知をしましょう。当日来れなくなった保護者がいたりすると困るので連絡が取れるように考慮が必要です。
無事に配布したら任務完了です。お疲れさまでした。